インプラント|麻布十番の歯科・歯医者|麻布十番トリニティ歯科

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インプラントについて

インプラントについて

歯を失ったときの治療というと、これまでは入れ歯やブリッジが一般的でしたが、最近では「インプラント」という選択肢が増えてきました。これは、チタン製の人工の歯の根っこ(歯根)をあごの骨に埋め込んで、その上に人工の歯を作る治療です。見た目も噛み心地も天然の歯にとても近く、しっかり噛めるのが特徴です。

部分入れ歯やブリッジのように、健康な両隣の歯を削る必要がないのも大きなメリットのひとつです。長い目で見ても残存率が高く、安心して使い続けられる治療法です。

インプラントが「しっかり噛める」と言われている理由は、支えの強さにあります。人の噛む力は、実は最大で50〜60kgにもなるんです。天然の歯はその力に耐えられるように、しっかりと骨に支えられています。インプラントもそれと同様に、骨と化学的に結合して支えられているため、硬いものを噛んでもグラついたり、痛みを感じることがほとんどありません。

「入れ歯が合わない」「見た目が気になる」「ちゃんと噛めるようになりたい」…そんなお悩みをお持ちの方は、一度インプラントについてご相談ください。お口の状態を見ながら、無理のない方法を一緒に考えていきましょう。

当院のインプラント治療の特徴

当院では、インプラント治療前に3DCTを用いて、骨の高さ・幅・硬さ等の精査を行い、インプラントの適切なサイズ、方向、種類を選択します。患者様に予後の良いインプラントを長く使っていただくため、世界シェア率の高いインプラントのみ使用しています。

インプラント治療の適応条件

インプラント治療を行うには、いくつか大切な条件があります。
まずは、人工歯根(インプラント)をしっかり支える土台 ― あごの骨(歯槽骨)が健康であることが必要です。骨の量が足りない場合には、「骨造成(こつぞうせい)」という処置を行い、足りない骨を補います。方法としては、骨を移植したり、自分の再生力を利用する「骨再生誘導法」、上あごの骨を補う「サイナスリフト(上顎洞底挙上法)」など、いくつかの選択肢があります。また、インプラントは外科手術ですので、全身の健康状態も大切です。

心臓の病気や糖尿病などの持病がある方、顎の成長がまだ終わっていないお子さまは、治療が難しい場合があります。実際に治療が可能かどうかは、お口の状態だけでなく、レントゲンやCTで神経の位置・歯周病の進行具合などを詳しく確認したうえで判断します。

インプラントは、治療が終わってからのメンテナンスがとても大切です。

しっかり噛める快適な状態を保つためには、毎日の丁寧なブラッシングと、歯科での定期的なチェック・クリーニングが必要です。

インプラントはむし歯にはなりませんが、お手入れが不十分だと、「インプラント周囲炎」といって、歯周病のように骨が溶けてしまうことがあります。インプラントを長く安心して使うために、無理のないペースでメンテナンスを一緒に進めていきましょう。気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。

インプラントの構造と素材

インプラントは、基本的に3つのパーツからできています。

まず、あごの骨に埋め込む「インプラント体(たい)」と呼ばれる人工の歯の根っこ。これがしっかりと骨に固定されることで、噛む力を支えてくれます。材質は、体になじみやすく、骨としっかり結合するチタンやチタン合金で作られています。骨の状態や場所によって、長さや太さを選んで使い分けます。

インプラント体の上には「アバットメント」と呼ばれる中間のパーツが取り付けられます。これは、土台と人工の歯をつなぐパーツで、しっかりと固定しつつ、力を分散してくれる大事な部分です。アバットメントもチタンやジルコニアなど、丈夫で体に優しい素材で作られています。

一番上には、「上部構造」と呼ばれる人工の歯をかぶせます。見た目の美しさや噛みごこちに関わる大切な部分です。素材には、プラスチックの一種であるレジン、自然な色味のセラミック、両方のいいとこ取りをしたハイブリッドセラミック、さらに耐久性の高い金合金など、いくつかの選択肢があります。それぞれの特徴やご希望に合わせて、いちばん適したものを一緒に選んでいきましょう。

インプラントは、このように精密なパーツが組み合わさってできており、天然の歯のような見た目と機能を再現することができます。

インプラントのメリット/デメリット

メリット

周りの歯に負担をかけません

インプラントは、歯を失った部分にだけ人工歯根を埋め込んで治療する方法です。部分入れ歯やブリッジのように、両隣の健康な歯を削る必要がないので、大切な歯をそのまま残すことができます。

残っている歯を守ることができます

インプラントは、あごの骨でしっかりと支える構造なので、噛む力が周囲の歯にかからず、他の歯への負担が軽減されます。結果、残っている歯を長く守ることにつながります。

天然歯のような噛みごたえ

あごの骨としっかり結合するインプラントは、しっかりと噛めるのが特徴です。入れ歯のように外れたり、違和感が出たりすることがなく、自分の歯に近い噛み心地を得ることができます。

見た目も自然でキレイ

歯ぐきから自然に歯が生えているような仕上がりになります。見た目がとても自然で、パッと見ただけではインプラントだと気づかれないくらいです。審美的に優れており、前歯などの目立つ部分にも適しています。

デメリット

手術が必要で治療に時間がかかります

インプラントは、あごの骨に人工歯根を埋め込む外科手術を行います。
その後、骨としっかり結合するまでに数カ月ほどかかるため、治療期間はやや長めです。治療の流れや期間は、お口の状態によって異なりますので、事前にしっかりご説明いたします。

保険がきかず費用が高額になります

インプラント治療は基本的に自由診療(自費診療)となります。
そのため、保険診療に比べて費用が高くなりますが、治療内容、使う素材によっても料金は変わってきます。ご予算やご希望を伺いながら、無理のない治療法を選択しましょう。

インプラント治療ができない場合も
あります

糖尿病や心臓病などの持病がある方、あごの骨が極端に少ない方は、インプラント治療が難しいことがあります。治療が可能かどうかは、しっかりと検査・カウンセリングを行ってから判断しますので、まずはお気軽にご相談ください。
また、あごの骨がまだ成長途中であるお子さまには適していません。骨と結合する特性があるため、成長に伴いインプラントが骨の中に埋もれてしまう恐れがあるためです。

インプラントの種類と手順

インプラントの種類

インプラントには、大きく分けて「ワンピースタイプ」と「ツーピースタイプ」の2種類があります。

ワンピースタイプ

人工歯根(インプラント体)とアバットメントがひとつにつながったタイプです。構造がシンプルで、外科処置や治療期間が比較的短く済むことがありますが、調整が難しい場合もあります。

ツーピースタイプ

インプラント体とアバットメントが別々になっていて、あとから連結するタイプです。現在はこちらのタイプが主流で、角度や深さの調整がしやすく、より幅広い症例に対応できます。

また、インプラントの形には次の2種類があります:

スクリューネジ状タイプ

インプラント体の表面がネジのようになっていて、骨の中にしっかりと入り込み、安定しやすい形です。噛む力をまわりの骨にバランスよく分散できるため、現在はこのタイプが多く使われています。

シリンダー円筒形タイプ

表面がなめらかで、スクリュータイプに比べて初期固定がやや弱い傾向がありますが、症例によっては適している場合もあります。
どのタイプが合っているかは、骨の状態や治療計画によって変わってきます。検査結果をもとに、最適な方法をご提案しますので、ご安心ください。

インプラント治療の手順

1

検査とカウンセリング

まずは、レントゲンや歯科用CTでお口の状態を詳しく確認します。CTではあごの骨の厚みや高さ、質、血管や神経の位置などを3D画像でチェックし、インプラントを安全・的確に埋め込むためのシミュレーションを行います。
この結果をもとに、患者様一人ひとりに合わせた治療計画を立てて、カウンセリングで丁寧にご説明いたします。ご希望やご不安があれば、遠慮なくお聞かせください。

2

術前クリーニング

手術前には、お口の中をしっかりクリーニングして、細菌の数を減らし、感染のリスクを防ぎます。衛生士が専用の器具で丁寧にお手入れしますのでご安心ください。

3

検査とカウンセリング

インプラント手術には、「1回法」と「2回法」があります。どちらの方法になるかは、骨の状態や治療計画によって決まります。手術は麻酔を使用しますので、痛みは感じません。

1回法

歯ぐきを切開して骨を露出させ、専用のドリルで穴を開けてインプラント体を埋め込みます。ワンピースタイプのインプラントや、ツーピースインプラントでアバットメントを同時に取り付ける場合に使われます。

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